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角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2009-02-21(Sat) [長年日記]

■1 OSC2009 Tokyo/Spring: 「浅草ではRuby 1.9.1を使っています」で前のほうに座ってた

(この日記は3/3に書きました)

事前申し込みでは朝イチなのに「満員」になっていたのでビクビクしながら行ってみると、実際には半分ぐらいしか埋まってなかったという……。

今回のOSCではいつもの「日本Rubyの会」ではなくて地元のローカルグループがRubyのコマを担当ということで、我らがAsakusa.rbの出番ということで、筆頭であるフェロー(笑)さまと世界のko1、あとはなんか知らんけど私。

当日の資料は松田さんのサイトにあるので、そちらを参照。そして、メモラブル・クォート:

“Ruby”は人類の英知の結晶だ。”Ruby”は単にいちプログラミング言語の名前であるのみならず、僕らプログラマーが世の中をもっと良いものにしていく社会的ムーヴメントだ。
Rubyは、プログラミング言語としては必ずしもコンピューターサイエンス的な意味で最高に高度なものではないかも知れないが、どこかの大企業が自社製品を売り込むための思惑が込められているわけでもなければ、誰かの気まぐれな思いつき「だけ」で成り立っているわけでもなく、その代わりに、ユーザーがもっと楽しく、もっと豊かにプログラミングができるようにしたい!というみんなの想いがこれ以上ないぐらい高い密度で凝縮されてできている。
(特に太平洋の向こう側に住んでいる)一部の心ないRailerたちが過去のRubyの一部を切り取った”Ruby 1.8.6”という言語にしがみつこうとしているとかいうような話もあるようだが、おそらく彼らの曇った目にはRubyが”ちょっと仕事を便利にしてくれるプログラミング言語”というぐらいにしか映っていないのだろう。
でも僕らはそうじゃない。今たまたま日本に生まれてプログラマーという人生を選んでRubyという言語に出会ったおかげで、僕らはこの魔法のかかったムーヴメントの真っただ中に身を置くことができる。新しいRubyが毎日作り出されていく奇跡を肌で感じることができる。
さらに、何かしらの形で自分なりのアウトプットを先っちょのほうに投げ込んでみることによって、自分の中の何かがそんな魔法を作り出すエネルギーに変わって世界中を幸せにできたりするかも知れない。この”Ruby”という、世界中を巻き込みつつ未だかつてない規模で進行している「祭り」にリアルタイムで遭遇したというこのチャンスにあなたも参加しないなんてもったいない!
これが、あなたが今すぐにRuby 1.9.1を使い始めるべき最大の理由だ。

Rubyのコマが終わったあとは、須藤社長についていって、2Fの株式会社クリアコードのブースに少しだけお邪魔する。会社そのものを展示していた。株式会社クリアコードではインターンシップを募集しているので、学生の皆さんはチャレンジしてみるといいと思います!!

この後はすぐ、とちぎRuby会議01へ向けて北上。

Tags: ruby event

■2 21世紀Ruby〜とちぎRuby会議01

(あとで書く)(この日記は3/11(水)に書きました)

うまくまとめられないので、ダラダラと。

toRubyの中内さんが実行委員長となって、toRubyの皆さんが運営主体となったとちぎRuby会議01に参加してきた。受付がgreentea(a.k.a tko)さんで、参加者から50円を徴収している様子がシュールだった。

toRubyはRubyKaigi2008での池澤さんによる感極まった行動についてのLTでよく知られているとおり、那須のケント・ベックことid:m_sekiさんが「強い中心」(アレグザンダー的な意味で)になっている。

[電波混信中...]そして、こんかいのとちぎRuby会議01の発表者/講演者もtoRubyのかたちづくる「いきいきとした構造(a living structure)」の「引力」に導かれて、実に多様性に富む素敵なひとびとが東那須野市民会館に総勢30名以上が集まっていた(ちなみにこの人数は「満員」のOSC2009 Tokyo/Sprintのasakusa.rbのセッションへの参加者よりも明らかに多い)。

とりわけ、古参のRubyハッカー――というかオリュンポスの神々が何人も降臨していたことが印象ぶかい。咳さん、greenteaさん、原信一郎さん、gotokenさん、gotoyuzoさん、artonさん、やまだあきらさん。Rubyist-istというかただのミーハー垂涎のデッキ。眼福。こうした古強者のRubyハッカーと、いろんなところで見かける人たちと、「さいきんRubyを始めました」というnewbieとが、toRubyのniceな皆さんのホストする部屋で一緒に半日を過ごすという不思議な時間だった。

そんなとちぎRuby会議01は講演 + いつものtoRuby勉強会 + LTの3部構成と、最後にふりかえり。。

最初の講演の部は、原信一郎さんとごとけんさん。講演の部は、いみじくも咳さんがPerl/Ruby Conference連想すると書いていたように、伝説の「Perl/Ruby Conference 9イヤーズアフター」というか「Perl/Ruby Conference レトロスペクティブ」だったのかもしれないけれど、いわゆる懐古イベントなんかではまったくなくて、20世紀から大活躍している偉大なる先輩Rubyハッカーから、1.9時代の21世紀Rubyを楽しむ僕らへのメッセージだった。乱暴にまとめるなら「Rubyを楽しむこと」そしてそれを「仲間と分かちあうこと」。I'm your toy, your 20th century Ruby.

で、このおふたりのお話を受けて「いつものtoRuby勉強会」。参加者も手を動かす。いまはdRubyを勉強中だそうなので、テキストは当然「幸福の王子本」(まだ初刷買えます?)。これをみんなで写経する(今回咳さんが用意してくれた特別スクリプト)。私はid:yojikと一緒にペアプロして、dRubyを1.9.1で動かしてみたりしていた。曰く「Railsには正直あんまり惹かれないんですけど、Rubyはたのしいっすねえ」と言っていた。メッセージその1。Rubyを楽しむこと。

そしてLTでは「ぼくもRubyでやってみた」「LTに挑戦してみた」といった発表があって、とちぎRuby会議01の全体とよくなじんでいた。美しい流れ。先輩からのメッセージその2。仲間と分かちあうこと。

最後のふりかえりも、その場で感想を共有できたのがよかった。続いての懇親会は、ごはんがおいしかったのはとてもよかったんだけれども、参加メンバーが豪華すぎてオリュンポスの神々とどう絡めばよいのか掴めないまま終了……。きんちょうしどおしだった。帰途は新幹線組で一緒の連れだって帰京。

仙台Ruby会議01からの帰りの新幹線では列を自由にできて、自由席ならぬ自由列だったのだけれども、こちらはさらにその上をいく「自由車」。他に乗客のいないことをいいことに、BGVが酷道動画とか自由にも程がある。

実行委員長の中内さん、運営にたずさわったtoRubyの皆さま、講演された原さん、ごとけんさん、ありがとうございました。近所から遠方から参加されたみなさまお疲れさまでした。toRuby is nice.

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