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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2007-12-02(Sun) [長年日記]

■1 WEB+DB PRESS Vol.42(相馬 純平/岡野原 大輔/桐山 俊也/川村 丹美/西澤 晋/伊藤 直也/繁田 卓二/竹下 肯己/山本 陽平/高井 直人/池邉 智洋/永安 悟史/鈴木 慎之介/吉田 和弘/高橋 征義/尾島 良司/猪股 健太郎/高林 哲/児玉 サヌール/田中 ばびえ) 10+1 No.48 特集=アルゴリズム的思考と建築(柄沢祐輔/磯崎新/伊東豊雄/フロリアン・ブッシュ/藤本壮介/ヤコブ・ファン・ライス/服部暁文/江渡浩一郎/神成淳司/松田達/桑田光平/田中浩也/松川昌平/メディア・デザイン研究所) 「greenteaは江渡浩一郎の論文とインタビューを読むか?」

バカが往く」に

前に\"XP is about social change\"のことが話題になって
ましたよね。自分はこれの元ネタ、知らないんですけど。

とあった。「元ネタ」が何のことを指しているのかよくわからないけれど、greenteaさんは江渡さんの「Wikiの起源と進化」は読んだのかなあ。XPの"social change"についても取りあげてますよ。

ちなみに、この論文を踏まえた「Wiki的都市は構想可能か?」というインタビューが『10+1 No.48』という雑誌に掲載されていて、これがグッジョブと言わざるをえない素晴しさ。どうやら建築な雑誌のようで、パターンランゲージの"失敗"についてもう一歩踏み込んていたりして興味深い。Rubyへの言及も(ちょっとだけ)ある。

Rubyはパターンランゲージっぽいかもね。効能がぼんやりしてるところが。楽しい、とかね。プログラマとコンピュータとの間で「利用者」による設計を実現するための「共通言語」としてのRuby(言ってみたかっただけ)。

あわせて読みたい

  • 『 WEB+DB PRESS Vol.42』
    • 連載の枠を勝手に1ページ分ブチ抜いて「なぜそんなにも(アジャイル開発者にとって)Wikiは重要なのか」というコラムを書きました。
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
あまのりょー (2007-12-02(Sun) 15:11)

Vol.42がもう出ているのかっ、と思って焦りました・・・(^^;


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