2004-12-21(Tue) KentB祭 [長年日記]
■1 『Eclipseプラグイン開発』
E.GammaとKentBによる『Eclipseにできること』こと『Contributing To Eclipse』が『Eclipseプラグイン開発』と身も蓋もない邦題と、ソフトバンクな装丁で登場。さはいえ、副題は「デザインパターン×テスト駆動開発」と良い。とても良い。本書は、Eclipseプラグイン開発の庇を借りて母屋を乗っ取るパターンとTDDについての書籍なのだから。ワカル?
2004/12/22追記: 邦訳はEclipse3.0.x対応
です。書籍の帯にも書いてあるけど。
3.1のリリース計画も出ている今となっては、賞味期限が切れる前に味わっておいたほうが良いと思う。
ただ、賞味期限とはいっても『Contributing To Eclipse』(CtE)の価値(Values)、原則(Principles)、実践(Practices)の3要素のうち、その価値と原則はバージョンが上がったとしても色褪せることはない。とはいえ、せっかく対価を払うならば、実践も味わいたいのが人の道。
原著の実習修了挫折までの記録
PDEのテスト用フレームワークがステートベースで、当時使っていたマシンが非力すぎてフィードバックループが長くなってしまい、挫折してしまった:
- 『Contributing To Eclipse』のPreface(2003/11/19)
- 『Contributing To Eclipse』:「Circle Zero」(2003/11/20)
- 『Contributing To Eclipse』:"Contribution"の訳語(2003/11/28)
- 『Eclipseにできること』:エリック・ガンマ/ケント・ベック著(2003/11/28)
- 『Contributing To Eclipse』:「Circle I」まで実習修了(2003/12/03)
こんかいは最後まで実習をこなしたい。
■2 『Extreme Programming Explained: Embrace Change(2nd Ed.)』
少し前に到着したので、少しずつ読み進めている。ForewordでE.Gammaが「ほとんど書き直しじゃねーか!!」とツッコミを入れているのだが、その通り。XP 5 years after な世界が展開されている。
ビジョンのある本というものは1行目からして気合いが違う、というか2行目以降最終ページまですべて、1行目の補足である。壮大。引用しておこう:
Extreme Programming(XP) is about social change.
XPとはプログラミングの手法でもなければ方法論でもない。XPとはsocial change——社会的変化、すなわち自分じしんと、自分と他人との関係性、さらに組織じしんと、人と組織、組織と組織の関係性についての「変化」について扱ったものなのだ。ワカル?
こんかいはコーチの読書法をパクって、黄色い蛍光ペンと青色ボールペンでぐりぐりやりながら読み進めている。ぐりぐり。
なお、小耳に挟んだところでは、邦訳は例によって例のごとくだそうなので、頑張って原著で読むことをオススメしておく。
■3 「Kent B, Developer Testing」
児玉サヌールさんのところ経由(403Forbiddrnなので元ネタエントリ確認できず)。
> 邦訳は例によって例のごとくだそうなので<br><br>!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ。ウラは取れてません。すんません。
ピxxンに山のようにご意見させていただくべきなのでしょうか...。
はじめまして、杉本です。1st Ed. で思いましたが Kent Beckさんの英語は結構難しいので、良い翻訳が欲しいですね。
あー。日記のツッコミ欄で不穏当な発言は御遠慮ください(w
あと、最近のKentBは相対的に読みやすくなってるような。何をテストに書くのか? Emotionを書くのだ」みたいなジェダイ系の発言が減ってるような印象で、悲喜こもごも。
いっしょにKijimuna3つくりませんか