2007-10-23(Tue) 風邪ひいた [長年日記]
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「第7回 CodeGearデベロッパーキャンプ」に登壇しました
『JavaからRubyへ』の宣伝をしてきた(まだバグが残っています。すみません……) 。一時はスライドが完成しないかと思って泣きそうになった。資料はslideshareとkakutani.com内にPDFで置いときます。
内容としてはこれまでの一連のトークを踏まえて(再利用ともいう)、さらにDave ThomasのRubyKaigi2007のスライドを使わせてもらった。それから、行き詰まったときにid:snoozer-05のRuby札幌方面のスライド群をうっかり見てしまったのでインスパイアされまくり(向こうもこっちにインスパイアされてるっぽいから、これでいいのだ!ということにしておこう)。Ruby札幌++。
今回の初チャレンジは、irbを使っての簡単なデモ(なのにtypoした……)。質疑応答は無理矢理やらせてもらった。まだまだだなあ。
質疑応答で質問していただいた方々をはじめ、聞いてくださった皆さん、登壇の機会を提供してくださったCodeGearの皆さんありがとうございました。
3rd Railはるびま0021号でプレゼントもありますよ(10/27〆切)。これまでEclipseで開発していて、Rubyに興味はあるけど、だからといってEmacsやVimというのもなあ、という方は試してみるとよいかも。私がちょっとだけ使ってみたうえでのファーストインプレッションは後述。
「{:from => 'Java', :to => 'Ruby'}」
- PDF(kakutani.com)(4.6MB)
 - slideshare
 
■2 3rd Rail ファーストインプレッション
CodeGearさんのご厚意で、ちょっと試させてもらえたので試してみた。テラRCPwwwww。
Eclipseでの開発に慣れている人にはとっつきやすいかもしれないけれど、個人的にはそれが却ってむずかった。というのも、私の脳内コンテキストがRCPとかEclipseっぽい見た目のツールを触っているときはJava脳で、Emacs(ごくたまにvim)で書いているときはRuby脳、というコンテキストになっている。なので、ツールの手触りはJavaなのに、書いてるコードがRubyというのはものすごく疲れた。camlCaseで変数を命名しちゃったり、うっかり行末にセミコロンを入れちゃったり。
メソッド補完やソースコードのナビゲーション、インクリメンタルなOpenType(正式に何と呼ぶんだっけ? Ecipse使いならわかるよね?)は結構頑張っている感じ。(RCPだから同然だけど)プロジェクトの概念があるのはよいな。Rails2.0のコードを追いかけるのに一度使ってみようかなあ。一方、私が試した時点で残念だったことは:
- 自力でTest::Unitを実行させてグリーンバーを出す方法を見つけだせなかった
 - 自力で普通のRubyコードのリファクタリングをできなかった(諦めた。Railsならできる?)
 
テスト実行に関しては昔のRDTでも出来ていたので、これが無いのは悲しい。RSpecを!とは望まないまでも、せめてTest::Unitは実行できて欲しい。ちなみにTextMateではRSpecの実行がオフィシャルにサポートされているっぽい(私は使ったことないけど)。
リファクタリングはクラス名を選択して右クリックしても何も選べず。よくわからんかった。EclipseがJava IDE界でアタマひとつ飛び抜けられたのは、"無料"というのもあるけれど、プロジェクトの概念とテスト実行とリファクタリング機能の統合が大きかったと思っているので今後の機能追加に期待したい。
昨日のAkasaka.rbには体調不良で行けなかったんだけど、JRubyでプラグイン書いて普通の速度で実行できるようになったりすると夢が広がるね。

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)










http://www.web-career.com/kawaiblog/2007/10/24/1333.html<br>川井健史の「元気の出る!」ブログ<br>第7回CodeGearデベロッパーキャンプで角谷信太郎さんの講演を聞いてきました<br> ちょっと風邪気味といっていた角谷さんでしたが、1時間、熱弁をふるわれていました...