2004-07-27(Tue) ここでプロジェクトの進捗を報告してどうするのか [長年日記]
■1
『リーンソフトウエア開発〜アジャイル開発を実践する22の方法〜』
ついに実物を手に取る。訳者あとがきであっても、書籍に自分の名前が印刷されているというのは感慨深い。
ジム・ハイスミスの「まえがき」のすぐ後ろの「まえがき」でケン・シュエイバーが「アジャイルシステム開発は、複雑適応系のような難解な理論や科学なしでも説明することができる」と書いてあって、ちょっとドキドキしますね。
■2 身を切ったバーンダウン:その後
昨日の発表は血を流してウケを取ったが、今日は現実に戻る。顧客と定例ミーティング。現状をありのままに報告し、今イテレーションを収束(convergence)させるべくタスクを調整。うっかり従来型の思考に傾きそうになったところで、コーチに「正直に」と諭される(実際にはもっとスマートな方法だったけど)。
manholeさんからは「数字は嘘をつかない。私は数字を信じる(要旨)」と目の醒める一言。
また、開発タイムにちょっとハプニング発生私はソロで作業することに。で、うっかりカウボーイに逆戻りしちゃっていたところ、戻ってきたJa-Jakartaの偉い人がさりげなくペアになって助けてくれた。今日はこれまで以上にXPの厳しさ・難しさ・素晴らしさを感じた一日。
■3 「バーンダウンチャートという名前を言わずに使ってみようと思います。」
私は名を捨てて実を取る、という視点をうっかり忘れがち。肝に銘じておこう。まあ、私は多分に「バーンダウン!!」という語感に惹かれているとはいえ、それにしてもバーンダウン、バーンダウン、とわめきすぎではある。
[ツッコミを入れる]
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)
JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)









