2002-12-11(Wed) [長年日記]
■1 読んだ/読んでる/眺めてる/積んでる書籍リスト(非電脳篇)
ここ数ヶ月の間で、読んだり読んでる途中のもの(直接仕事(?)関連のものを除いて):
- 『D.T.』(みうら じゅん/伊集院 光)
- 『クリプトノミコン』(ニール・スティーブンスン) 1, 2, 3, 4
- 『コモンズ』(ローレンス・レッシグ)
- 『映画の見方がわかる本』(町山智浩)
- 『史上最大の発明アルゴリズム—現代社会を造りあげた根本原理』(David Berlinski)
- 『オインゴとボインゴ兄弟大冒険』(荒木 飛呂彦)
見事に必要最低限のみ。QoL(Quality Of Life)がいかに下がっていたかが窺える。他にも棚に積んだものはあったような気がするというかあったはずだが、仕事と引越のゴタゴタでよくわかんなくなった。
■2 『D.T.』という「名付け」は画期的。画期的で便利で素晴らしいのだが、この素晴らしさゆえに濫用してしまいがちなので気をつけないと……。世界に人間は二種類しかいない。DTである者と、DTでない者との。
■3 『クリプトノミコン』は、SFというよりは一般小説の趣。たぶん、活きたSFはいまや、インターネットに開かれているCVSのリポジトリに格納されているソースコードの中にあるのではなかろうか。
スティーブンスンは大いに頑張ってるとは思う。そういや『ダイヤモンド・エイジ』も積読だ。あ、ユリイカの2002年10月号もそーいや買ったんだった。太初にコマンドラインありき。
■4 『コモンズ』は山形浩生センセイ訳ということで。話がくどいのでまだ途中です。あとがきののまとめが秀逸。「アーキテクチャ*1」を制するものは世界を制す。あれですよ、つまりやっぱり世界は『The Matrix』へと向かっているのだなあ。
*1 私は職業プログラマであるがゆえ、アーキテクチャという用語について、レッシグたんの用法には少なからぬ違和感を覚える。ので、括弧をつけたい。いちおうその文脈は理解してる……つもり
■5 『映画の見方がわかる本』は町山本気汁を堪能。町山智浩独占インタビュー@SANSPO.COMで某誌をボロカスに言ってるだけのことはやってるな、と。80年代篇はやってくんないのかな。ところで『ウェイン町山のモンド in USA』なるインターネット・ラジオはどうなんでしょう。
■6 『アルゴリズム〜』は……少しずつ読み進めているつもりだけれど、内容的には振り切られてる感じ。通読が目標で現在ヒルベルト登場のあたり。
■7 『オインゴとボインゴ兄弟大冒険』は、出版したこと自体がネタなわけだけれど、それに乗らなくてどうする? すっかり世事に疎くなっているところ、たらこせるの日記で知ったのでアソシエイト踏んでみたんですが、カウントされましたかね。280円分なので大した貢献はできてませんが。
■8 読んだ/読んでる/眺めてる/積んでる書籍リスト(電脳篇)
これまた直接仕事関連は除いて:
- 『Wiki Way—コラボレーションツールWiki』(Bo Leuf/Ward Cunningham)
- 『The Ruby Way』(Hal Fulton)
- 『Ruby de XML—Rubyで始めるXML!』(須藤功平)
いずれも読み途中のままだったりするところが哀しい。仕事ではJava関連の書籍とかドキュメントをお腹いっぱい。
カウントされますた。誰かと思ったよ。