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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2002-04-08(Mon) [長年日記]

■1 仕組まれた9.11—アメリカは戦争を欲していた

「田中宇の国際ニュース解説」を毎度無料で読ませていただいているのでお布施。彼の手になる911事件関連の記事を読んでいると、進むにつれ、だんだん(いわゆる)左翼っぽい言説の中でも世間的には異端っぽいところに吸い寄せられていっているようで、あー、このまま陰謀論者とかになってしまうのだろうか、と思っていたら、そこらへんは自覚しているようで、序章あたりで「ついに田中も逝ったか」と思われてしまいかねないことについて、エクスキューズも入っている。

ま、私にとって田中宇の一番なにがすごいって、毎度毎度の記事を、秀丸エディタをフル稼働でやっちゃってるところだったりするのだが。参考文献リンクをちゃんと用意しているあたりはさすがである。記事の情報源として、2ちゃんねるのスレへのリンクを張っているのもダテじゃあない。

Tags: 書籍

■2 ユリイカ 2002年4月臨時増刊号 総特集「指輪物語」の世界

いままでよりももう少し本腰を入れて「Let the code do the talking」を実践しようと思うに至っている21世紀の私。なので、こういったブンゲーヒヒョーはもはや不要。……のはずなのだが、ハイティーンの頃に抱いてしまったコンプレックスは依然として拭い難く、ついつい買ってしまうのだなあ。

こーゆうのよりはもうちょっとマシな語り口をどうにかすべく考えちゅうではあるのだけれど、道程は遠い。

Tags: 書籍

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