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角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2008-10-11(Sat) [Edit]

■1 Working Effectively With Legacy Code(Michael Feathers) WEwLC読書会#5に参加してきた

読書会の存在は以前から知っていたのだけれども、初参加。こんどの(ってもう再来週か。やばい)札幌Ruby会議01で「Working Effectively with Legacy tDiary Code using Cucumber and RSpec」というタイトルでしゃべることもあって読み返していた。というか、実は『Working Effectively with Legacy Code』ほぼ4年前に紹介して以来、導入とカタログ以外(つまりPartII)にはきちんと目を通していなかったという。

読んでると自分の読み方に自信がなくなってきたので、読書会の皆さんはどんな風に読んでるのか確認してみたくて参戦してきた。皆さん発表内容も資料もよくまとまってるし、楽しくアレンジしてあったりして非常の有意義な時間を過ごせた。初参加のくせにベラベラしゃべりすぎたけれども、自分の読み方や考えの方向が合っていることを検証したかったのであまり自重しなかった。ちなみに、私のなかではWEwLCの第23章を書いたのはid:t-wadaということになってる。

運営幹事のせとあずささん、会場を提供いただいたサイボウズ・ラボさん、発表された皆さんありがとうございました。そういえばこの読書会もプラクティス:「3時のおやつ」を実践していた(JavaEE勉強会から輸入?)。あれは良いプラクティスだなあ。なごむ。

心残りなのは、この種の読書会は本を読んでるのは壮大な前座で、本編が懇親会なのに、参加できなかったこと。フォースの調和と締め切りには勝てないので仕方ないのですが。また機会があったらよろしくお願いします。

次回は11/8みたいだけれども、この日はRubyConf2008なので参加できないなあ。ものすごい勢いでザクザク進んでいるので本書の読書会としては次回が最終回らしい。第24章は短いけどとてもとても素晴しい章なので、ソフトウェア開発の現場で泥ではなく星を見ていたいような暑苦しい思いを胸にかかえた人が担当するといいと思う。


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