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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2001-08-09(Thu) [長年日記] [Edit]

■1 更新する余裕がない。金曜日のコミケもどうやら行けなくなりそうで悲しい。先日から咳が止まらず、とうとう薬を飲むようになってしまった。弱っているのかも。時間のスキマをみつけて日記だけでも埋めていきたいところ。

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2001-08-10(Fri) [長年日記] [Edit]

■1 咳。咳。咳。咳。咳。

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2001-08-11(Sat) [長年日記] [Edit]

■1 やっぱり咳が止まらない。午前中に駅前の診療所に向かうも、お盆休み。困った。見渡すと、近くの電信柱に内科の案内があったので、それに従ってしばらく進んだ住宅地の中にあった開業医に診察してもらうが、なんか向こうが困ってる感じで頼りない。

咳止めの薬を出してもらって、それを飲んで眠ると何が入っていたのか、泥のように眠り続ける。

ときどき目は覚めるも、半ば意識も混濁した状態で、気がつくと夜。どうにかフルハシ氏に店子としての参戦断念のメールを送った後、何度目かの睡眠に落ちる。

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2001-08-12(Sun) [長年日記] [Edit]

■1 またしても気がつくと夜。頭が痛い。

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2001-08-13(Mon) [長年日記] [Edit]

■1 漸く復調の兆し。但し明け方を除く。仕事からの帰宅後は披露宴で使うBGM用CD-R焼き準備のためにひたすらwavに吸い出し。道のり半ばにして活動限界。続きは明晩。

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2001-08-14(Tue) [長年日記] [Edit]

■1 日中の咳、静まれど、明け方などは未だ苦し。帰宅後は引き続きCDからwavファイルへの吸い出し。

「8月中旬開通予定」と一斉同報と思しきメールを寄越したっきりYahoo!BBからの音沙汰はナシ。Yahoo!BBは本当に存在しているのだろうか。

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2001-08-15(Wed) [長年日記] [Edit]

■1 Yahoo!BBからメール到着(開通まであと少し?)

昨日の日記でボヤいていたら、Yahoo!BBからメールが来ていた。曰く:

Tags: 電網

お客様の回線のYahoo!BB側工事は終了いたしました。

残すところはNTTによるジャンパー工事(お客様のNTT回線とYahoo!BBの回線をつなぐ作業)のみとなっております。

お客様につきましては今後1〜2週間をめどに、お申込みを頂いた順にてYahoo!BBサービスを順次提供させて頂く予定です。

(ただし、上記ジャンパー工事ならびに最終接続確認テストの結果、不具合が生じた場合には、追加工事が必要になる場合もございます。)

いよいよあなたのYahoo!BBサービスが始まります。

Yahoo!BBのブロードバンドサービスをご期待ください。

とのこと。なのだが、続けて曰く:

☆ISDNまたは他社DSLサービスをご利用中のお客様へ:

Yahoo!BBサービスをご利用頂くには、一度アナログ回線に戻す必要がございます。

この手続きに関しましては、お客様にて直接NTTに申し入れを行って頂く必要があります。

手続き詳細の方法に関しましては、弊社より別途ご案内メールを送付させて頂きますので、しばらくお待ち頂けますよう、お願い申し上げます。

と。ISDNユーザである我が家の開通はいつになるのやら。私のほうとしては以下のような作業予定があるので早いとこ開通してもらいたいんだけど。
  1. Yahoo!BB開通
  2. DynamicDNSで自宅サーバ立ち上げ
  3. [月光蟲]復活
  4. [窟囲圏]書き直し

■2 カテゴリ分けしてたんだよな、いちおう

しばらく更新しなかったもんだから、すっかり忘れていた。ま、カテゴリ分けも手動だから別にどうでもいいんだけど。

Tags: 諸々

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2001-08-19(Sun) [長年日記] [Edit]

■1 BGMのCD-Rを焼く

CDから.wavに吸い出したファイル群をCD-Rに焼く。CD-RドライブにバンドルのB's Recorder GOLDを使ったのだが、音楽CDを焼く際に作成するwavファイルの曲順リストの保存方法がわからない。近頃のCD-Rはきちんと焼けるとウワサには聞いているものの、失敗したてリストから作り直しになるのはイヤなので、正・副・予備と3枚ずつ焼く。作業終了後に確認すると全部バッチリ焼けていたのでこの心配は杞憂だった。ま、1セットは元より司会の方に渡すつもりだったし、データを運搬する際には、万が一に備えて予備は絶対に必要だから無駄にはなっていないのでよしとする。

焼き上がりの確認を兼ねて改めて選んだ曲を流してみると、「いわゆる披露宴な感じ」っぽさがあるのは前半というか冒頭だけで、途中からは……。曲目は二人で合議の末、決定しているのだが、そこはかとなく漂うオレっぽさはなんだろう。気のせいだといいんだけど。

Tags: 慶弔

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2001-08-21(Tue) [長年日記] [Edit]

■1 司会の方と打ち合わせる@談話室「滝沢」

披露宴の司会をお願いすることになった方——って、しばの人脈なので「司会者」という書き方だと余所余所しいのだが、さりとてここで実名を出してよいのかもわからないので「司会の方」としておく。式場での打ち合わせが早く終わったとの連絡をしばから受けたので、定時とともに会社を飛び出し、打ち合わせ場所に指定した、池袋の談話室「滝沢」へ。場所の指定は私。一回行ってみたかったんだよな。

「談話室」って一体???とかねてから思っていたのだが、こんかいでその疑問は氷解。教育が徹底されていると思しきホスピタリティと、くつろげる椅子。うるさすぎず、静か過ぎずの店内。FAX・コピーも配備。「喫茶」ではなく「談話」するためのスペースを提供するための店だから「談話室」。なるほど。

ドリンクがオール1000円(コーヒーも紅茶もカフェオレ)でケーキセットが1100円(!)というのは(クロワッサンセットも1100円。ちうか、ドリンク+食物セットは基本的に1100円だ)「席チャージ+1ドリンク」みたいな感じの価格設定なのだろう。予約すると2時間以降は30分ごとに500円なことからもそれは諒解できる。とはいっても、予約レスでフラっといって2時間で追い出されることもなく気持ちよく「談話」をさせてもらったのだが。

しばもかなりお気に入りのご様子。司会の方情報によると新宿には和室ヴァージョンもあるらしい(西口のほうなのか?? 東口のは池袋のと似たような雰囲気に外からは見えたのだが)。要・突撃だな、これは。

談話室「滝沢」のことばかりかいて、標題の件について触れていないのでいちおう書いておこう。

司会の方は前向きというか建設的で一生懸命な印象の人で、私の周りにはほとんどいないタイプ。なので、色いろと興味深くお話を聞けた。こちらの意向も汲み取りつつ、宴をより良いものにしていこうと明るく真摯に提案してくれる姿が清すがしい。色々話していくうちに、いままで漠然としかしていなかった宴の進行が形になってきたような気がする。

結果、流れとしてはちぃと、否、かなりハズカシイ(というかムズガユイ)感じのものになりそうな予感なのだが、参列する方々が退屈しなければ、と思う。招待人数が少ないから、そういうことばかりが気になる。

Tags: 慶弔

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2001-08-22(Wed) [長年日記] [Edit]

■1 「アンコール・ワット 旅の雑学ノート」(樋口 英夫著/ダイヤモンド社)

出版社のページの詳細目次に心惹かれたので職場近くの書店で入手。久びさの一般書。近頃はソフトウェア工学方面ばかり買ったり読んだりしたので。こっち方面も紹介していっていいのかな。このコンテンツの訪問者に興味があるのかわからないが。っていうか訪問者はこのコンテンツそのものに興味があるのかどうか。

話がそれてしまった。帰宅後、書籍のほうはしばに奪われてしまい、今のところは家路の車中で読んだ途中までしか把握してないのだけれど、『Nature』の論文を読んだかと思えばCD-ROM版百科事典の項目を引用してたり、当時の夜空を再現するために天文シミュレーションソフトのパッケージを買ってきたり、自分の仮説(アンコール・ワットは太陽の運行を演出に取り入れた遺跡である)を確かめるために現地に赴いたりする、よくわからない行動の振幅だけれど、アンコールに入れ込んでいることだけはひしひしと伝わってくる著者に好感を抱く。

Tags: 書籍

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2001-08-23(Thu) [長年日記] [Edit]

■1 赤字プロジェクト完了間近

ここ半年の間取り組んできた赤字プロジェクト、結婚式+披露宴。いよいよそれも完了間近。挙式の後は旅に出る予定にしたので、明日から2週間の休暇。その後、無事に職場復帰できるかどうか不安である。

Tags: 慶弔

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2001-08-24(Fri) [長年日記] [Edit]

■1 一家揃って上京の巻

大阪の実家から家族が揃って朝イチの飛行機で上京してくる。しばと宿泊先(兼挙式会場)まで迎えに行く。宿泊先で義母とも落ち合い、昼食。父が義父母との面通しがまだだったので、この会合が開催されることになったのだが、義父は入院療養中につき欠席。昼食のロケーションにはホテル近くの中華料理店を当初は予定していたのだが、いつのまにか店は閉店。半年ぐらい前に行ったときは営業していたのだが。母からは案の定「また中華?」というリアクション。

けっきょく、他に適当な場所も見つからなかったので翌日披露宴会場にて昼食。妙な気分である。ランチセットのお味のほうがアレだったので、翌日の披露宴での料理に対して一抹の不安がわきおこる。昼食を名目とした歓談の席のほうは滞りなく進んだのでヨシとしよう。

歓談中は「標準語」と大阪弁とがごちゃまぜ(義母の手前、「標準語」にバイアス)になっていて、実弟は「兄ちゃんのコトバが変」とニヤニヤしていた。相手も大阪弁じゃないと大阪弁では会話のペースが掴みにくい。

Tags: 慶弔

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2001-08-25(Sat) [長年日記] [Edit]

■1 挙式・披露宴決行

終わった。やっと終わった。二度とやるもんじゃあない。招待側としては幾つか反省点は残したものの(とはいえやり直しは御免被りたい)、思ったよりは巧くいったように思う。泣くまいとは思いつつも、最後にはやっぱり泣きが入ったことは反省点にあらず。ボンクラにも家族あり・友人あり。日常ではないがしろにしがちなこのことを実感(ボンクラにも妻があること、は日常でもないがしろにはしてません)。

特に、家族に関しては色いろ問題があった(いまもある)だけに、当日の感慨もひとしお。何がどう、というのは私だけのもんだいでもないのでここに詳述はしない(したくない)けれど——まぁ、私にとっては家族一同相まみえて何かをする、ということは鼻汁垂らして涙するに値するような出来事だったのだ。

とまれ、こんかいの成功(としておきたい)の立役者は何よりも司会のみどりさんや、スピーチや唄を披露していただけた方をはじめとする参列者の皆様(サイトからは想像もできないたらこせるの勇姿たるや!!)のおかげ。ありがとうございました。

Tags: 慶弔

■2 二次会、に似たもの

私の旧友連中は皆、新幹線やら飛行機やらでわざわざ上京してきてくれていた。何年ぶりかに会う者も居ることだし、ということで、私は初対面のしばの友人らも含めて有楽町の東方見聞録で二次会、に似たもの。現場への移動が別々で到着時刻がズレてしまったことと、ファシリティのレイアウトの関係もあって、紅組・白組に分かれるような布陣。私を含めてボンクラ揃いの白組連中は紅組そっちのけでバカ話に沸きつづける——と、最も懸念されていたことが実現。2時間ぐらい白組同士はどうでもいい話で旧交を温めたのち、散会。ああいう所業が紅組の皆さんにどう思われたかはわからない。

しばがケータイをしば母に預けたままだというので、一旦しば母宅へ寄ってひとしきり歓談をした後、帰宅。その家路で定期入れを落としたことに気付く。免許証が入っていたのでかなり慌てる。店に電話しても「そんな忘れ物はない」との回答。どこで落っことしたんだろう。

Tags: 慶弔

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2001-08-26(Sun) [長年日記] [Edit]

■1 家族来襲

カテゴリとしてはもう慶弔ではないのだが、挙式+披露宴プロジェクトの一環だし。

式の後、翌日(今日だ)仕事ということで帰阪した妹を除く私の家族(父母弟)が石神井に来る。母と弟は一泊するとのこと。なので、朝から旅の準備と家の片付け。15時も半ばを過ぎた頃になってやっと父と弟がやってくる。父が連絡先を渡したメモを紛失したそうで、弟は立腹の様子。その後、母が17時頃に上石神井に到着、父は翌日仕事とのことで母と入れ替わるように17時過ぎに退場。

普段は人の来ない家であるので、夕飯は焼肉でお茶を濁し、しば退職祝のワインなどを開けながら晩酌。デザートには母が、式に参列した叔父に買ってこさせたマンゴーを山盛りでいただく。沖縄の食い物が好きなしばは大歓喜。これだけ喜んでもらえれば母も嬉しかろう。母と晩酌なんてついぞなかった行為で、妙な気分。しばも交えてゆっくり話せて、母も楽しげで何より。

Tags: 慶弔

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本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

しば [帰阪?したのは妹さん]

かくたに [修正完了。]


2001-08-27(Mon) [長年日記] [Edit]

■1 旅の支度

なんだかんだで前日遅くまで起きていたこともあり、全員昼前まで沈没。明日から旅立つ我々にいたっては、旅の支度が全然整っていない。実家の母弟には『アイアン・ジャイアント』をDVDで鑑賞させつつ(って、弟は観たそうだった)、その間にスーツケースに荷物を放り込む。が、88分の上映時間ちゅうには荷物詰め終わらず、時間切れ。母弟には空港まで見送れないことを詫びつつ、近所のバス停まで。

その後、夕方頃になってようやく荷物詰めが完了。翌日はAM6:00に空港でチェックインせよとの指示なので、本日は宿泊させてもらうべくしば母宅へスーツケースを引いて行く。すっかり東東京進出時の橋頭堡である。毎度まいどお世話になりっぱなしである。

デジカメの画像をThinkPad240に取り込むように設定ができなかったので(もう少しだったのだけれど、時間切れ)、ヨドバシカメラで予備のコンパクトフラッシュとバッテリを購入。

Tags: 旅行

■2 と、いうわけで一週間ほど姿を消します。

って、わざわざお知らせするほどのことでもないですが。カンボジア(シェムリアップ)→ベトナム(ホーチミン)→香港を7日間で駆け抜ける旅。この期間の話は別コンテンツにする予定。

『グルーヴィな匣 Vol.1』の通販代金を送金するのに間に合わなかった。来週後半あたりに送金する予定。

Tags: 諸々

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