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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2011-07-04(Mon) [長年日記]

■1 オブラブ2011夏イベントだった

至らない点もたくさんあったとは思うのですが、暑いなか足を運んでいただいた皆さま、ありがとうございました。運営側の手に負えるほどよいサイズだったのはよかったと思います。ナガタ先輩にはいつもお世話になっております

「10周年」というのは安易なようで当事者にとってはなかなか手強いキーワードで、『アジャイルサムライ』の監訳者あとがきで「だいたい書いた」と思っていたけど、オブラブだとまた違った感慨がこみあげてくるのであった。どれも小さい成果ではあるのだけれど、それも『パターン、Wiki、XP』な流れの一部なんじゃないのかなあ。ゆっくりだが確実に変わっていく、ってこういうことなんだと思う。

今日、皆さんの話を聞いていて覚悟したことがひとつ。オレは組織パターンを引き継がねばならぬのではないか。もちろん独りじゃできないし、今すぐできるわけでもないけど。しばらく経ったら忘れちゃうかもしれないので、書いておく。Web日記だし。

トークではそれぞれの登壇者がそれぞれに色んなメッセージを発していたけれど、何がどこまで伝わったんだろう。今日参加したいろんな人の話を聞けるといいな。

個別に書いてたらキリがないので全部略。これからの10年が楽しみです。ありがとうございました。少なくともあと10年生き残れるように精進しないと。

Tags: oblove

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