2003-11-01(Sat) Don't let me be misunderstood [長年日記] [Edit]
■1
『:Revolutions』先売@109シネマズ木場
いまどきはネットで予約できるところもあるというのに、窓口に並ばされる。遅れてるなあ、109シネマズ。しかも映画の日と土曜日とが重なって、窓口は『スパイキッズ』目当ての家族連れで大混乱。こちとら昨晩の酒が抜けやらず、頭が痛いというのに……。消化速度は牛歩の如き列の流れに、文字通り這うようについていきながら、なんとか23:00の回を獲得。寝坊して少し出遅れたのだが、一般カップルたちは劇場の後ろから順番に指定していくようで、中央ボックスはまだ空いていた。ありがとう、一般観客諸君。で、それとは別に我が家にはこれだけ前売券があるわけだが……。
だんだん漏れ出てきている予告編以外の映像を観ると少し心配だったり。帰宅後、午後からのファンタに備えて、麺通団×ベルメゾンのマンスリークラブ10月分、やまうちの冷凍麺を釜玉にして食べる。
■2 『ドラムライン』@ミラノ座
ブラスバンド好きの妻が観たいという。私としては『アイアン・プッシーの大冒険』に行くべきなのだが*1、妻にはギロチン祭とゴジラに行かせていただける借りもあるし、東京ファンタそのものにもいくつも借りがある。東京国際にはあんまり借りはないしな。ファンタっぽくない作品ゆえか、予想通りミラノ座はガラガラ。一般男女はミラノ座以外でロードショウ作品を1,000円で観ているご様子。
真っ当至極でお子様にみせて安心な青春物語。黒人系大学が舞台なので音楽的は素晴らしく(ポップス、といえばEW&Fなのだ)、スネアドラムの彼が主人公なので、バチは当然振り回す。トンファーのように。
妻は大変気に入っていたようで、私としては嬉しかった。
*1 「新人」な現在、有給休暇は取れない身分なのであった。
2003-11-02(Sun) [長年日記] [Edit]
■1 伝説のジミー・ウォング 映画秘宝"ヤッチマイナ"スペシャル ギロチンまつり
ギロチン・サウンドを体験するために、事前に小田急ハルクのビックカメラで(このためだけに)FMラジオを調達*1して参戦。ミラノ座の雰囲気が昨日とはまったく違っていて安心する。祭の内容そのものはファンタのサイトにレポートが掲載されているのでそちらを参照:
- 「ジミー・ウォング氏主演兼監督『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』 新作『ゼブラーマン』が控える三池崇史監督もビデオメッセージで応援に駆けつける!」
- 「満員立ち見のミラノ座にいよいよ登場!!ジミー・ウォング様!」
- 「映画秘宝スペシャルギロチンまつり!続いては予告編PR大会と今朝できたて『キル・ゼロ』20分ver! 」
さて感想。L.A.合宿で調達したと思しきモーフィアス・コートで観客を煽ろうとするも危なっかしく噛みまくるガースと、『キル・ゼロ』上映前に照れまくるウェインに象徴される、1,300を越える非体育会系の肉の塊がひしめく新宿ミラノ座は帰宅部の部室*2。1,300名の内訳の9割以上が、ファンタの客あるいは『映画秘宝』な客、またはファンタかつ『映画秘宝』な客。
『片腕カンフー対空とぶギロチン』、『キル・ゼロ』、そして『怒れるドラゴン/不死身の四天王』といった作品たちを、この集合のいち要素となって体験した経験は得がたいものだった。これこそ祭の名にふさわしい。ファンタのいつにもまして、観客の反応の一いちが感慨深かった。
かくも素晴らしい観客を集める雑誌に一時とはいえ、一度ならず関わることができたのは、やっぱり人生の間違いだったのだろう。が、「The Matrix」にもバグはつきものなようなので、それもまた摂理。そして、改めて私はそれを誇りに思うのであった。
……それにしても噂に名高い『片腕カンフー対空とぶギロチン』は強烈だった。徹底的に合理主義でプラグマティックな片腕のジミーさんと、弟子の仇に片腕ならば皆殺しなメクラのギロチン坊主の対決。現在のショウ・ブラ関連DVDリリース・ラッシュの奔流のなかで、これらもDVD化されるようで何よりである。発売が待ち遠しい。『キル・ゼロ』(編集が『キル・ビル』仕様になっているギンティ小林氏の力作)では尾藤イサオの『悲しき願い』が使われていたような。ニッポンからの意趣返し?
戦利品
秘宝本誌でおなじみのショップたちが3Fに出張っており、その中の一店、マーズが(?)販売していたアイアン・ジャイアントTシャツ。在庫処分で2,000円というヤケクソな価格。当然、飛ぶように売れている。写真のデザインのものはすでに現品しかなくなっていたのだが、ハンガーから外してもらって迷わず確保。で、もう一着買おうかどうかウダウダしている間に開幕のお報せ。いきなり客電落としているから自分の席にたどりつけない。こんな機能使い道あるのか?と思っていたSH-53のフラッシュライトが威力を発揮した。

帰宅後、妻に見せたら「2,000円だったらなんでもっと確保してこないのか。このボンクラが!!」と詰られる。いやはやごもっとも。
オマケにするには勿体ない『アイアン・ジャイアント』のトランプのデキがすばらしい。これは遊べないなあ。
■2 東京麺通団@西新宿
噂の新規店をようやく体験。オープンから半月経って客の入りも落ち着いたのか、元よりそうなのか、ほどほどの入り。落ち着いて食べられる。店の雰囲気も悪くない。セルフだけれど、ここなら夜に呑みに来てもいいと思う。まあ、HUBとかAngelみたいなもんだと思えば。 今回は醤油うどん・ちくわ天・半熟卵天、おでんは牛すじと平天を。うどんは小290円で、天ぷら/おでんはセルフだし、半熟卵天はちゃんと半熟で100円。値段を考えれば、及第点ではないかと。牛すじはちょっと堅かったけど。
■3 『エクスプローリング・ザ・マトリックス』読了
……いやあ、面白かった。みんな好き勝手に言いたい放題。一度ならず「港の上の空は空きチャンネルに合わされたテレビの色だった。」が引用されるなか、これはサイバーパンクだ/じゃない、SFだ/じゃない、サイ・ファイだ/じゃない、『The Matrix』は実現可能か、香港映画の簡単な歴史、マトリックス・フォー・コロンバイン、そうはいっても人間蓄電池はダサすぎる、などなど。以下、メモラブル・クォート。強調は引用者:
あなたは死ねない、私があなたを愛しているから。これが『マトリックス』の感情の核であり、これは大人が言うことではない。六歳の女の子が死んだ小猫に向かって言うことだ。しかも愛されるものは死んでもキスされると生き返り、歩きまわり、みんなをやっつける。申し訳ないが、これがいかにばかげているかは問題ではない。これは理性的な言説など超えているのだ。これに抗うことができる人間は、感情を失った存在でしかない。(ブルース・スターリング)
ダサいよそモノが力を得るこの映像、弱虫がインターネットとプログラミングに精通して強力になる構図は心理的に爆発しやすいものである──おそらく、ある人間にとってはあまりに強力すぎるだろう。(ジョン・シャーリィ)
お伽噺の世界でのように、<マトリックス>の中にいる間に機械に打ち勝つのに必要な力を得るためには、ネオは自分の新の名前を知らねばならない、ハッカーとしての名前ネオを、確信と説得力をもって自ら名乗らねばならない。ネオは個人、英雄にならねばならない。機械の世界を内側から乗取らなければならず、しかも唯一の道具は進行だ。(キャサリン・アン・グーナン)
『マトリックス』は人類を奴隷化しているコンピュータや邪悪な機械の話でもなければ、実にかっこいいサングラスの話でもないからだ。それはまだ大人になりきっていない者たちに力を与える話である。……本当のポイントは、観客の中の十代(それも特に男性の方)の一人ひとりに対して、少なくとも『マトリックス』の世界では、きみも──ぐずで血色が悪く、面皰面でやせこけて、他の影響を受けやすい素材でできた、非体育会系の肉の塊であるきみさえも、きみを苦しめる奴全員一人ひとりに、神のような力をふるうことができるのだ、というメッセージを送り届けるところにある。(アラン・ディーン・フォスター)
彼が選ばれし者(ザ・ワン)とされるのは何ゆえか。たぶん、彼がサングラスと黒のトレンチ・コートを着た時、キャストの中で誰よりもかっこよく見えるから、というだけの理由なのだろう。(カレン・ヘイバー)
皆さんよくわかってらっしゃる。だが、本書はそれだけではない。
我われは程なくして半ズボン兄弟によるこの物語のオトシマエを目撃するわけだが、それにあたって、改めて想起確認しておくべき事柄についても言及されている:
ネオが幻想のなかに逃げ戻ったのは、たいして不思議でもない。彼はデジタル映像の中に生きていて、電話ボックスから外に踏み出し、そして飛ぶ。限られた、錯覚にも等しいものであれ、それこそがネオの勝利だ。サイバー救世主は、実際にはまったく何一つ変えることができない。いざとなれば何もかも錯覚でしかない。(ブルース・スターリング)
ミスタ・スミスとネオは実はいくつか目標を同じくしている。二人とも、自分たちの人生を決定している、このよどんだ、琥珀に閉じこめられた虫のような夢を何とか超越したいと必死になっている。(リック・ベリィ)
──大丈夫かなあ。ちょっと心配な、公開3日前の私である。
2003-11-03(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』@オーチャードホール
昨年に引き続き、本作もゴジラ映画ではない。タイトルは『機龍:Rebooted』とするのが正しいと思うのだが、どうか。
2004年──我らがシャグが機龍に乗って品川でゴジラと対決してから一年。総理大臣・中尾彬、防衛庁長官・上田耕一の最強最凶政権はまだ存続していた……。
こんかいシャグは「機龍をよろしく」と金子昇に引き継ぎ、大人の事情でアメリカへ旅立ってしまうので、ほとんど出番はない(のだが、主演級の存在感)。にもかかわらず、あるいはそれゆえに、本作は手塚昌明のマスターピース、かもしれない。泣いちゃった。ホーガース!!!!
吉岡美穂の起用とか、ガメーバ(巨大化したマタマタ=亀(!!))とか、無用な隙を作らなければもっとよかったと思うんだけど。
2003-11-05(Wed) [長年日記] [Edit]
■1 『Agile Database Techniques』
本日の23:00までに書いておかないとマズそうだから取り急ぎ。前著『アジャイルモデリング以下略』においてもそのジェダイ精神とミラー・サングラスっぷりを発揮していた我らがカラテ・マスター*1、Scott W.Amblerタンを以後、アジャイル界のモーフィアスと呼ぶことに決めた:
Unfortunately, there is a big difference between reading about agility and actually becoming agile.
氏にはもはやモーフィアスが憑依しているとしか思えない。——その息は、ホンモノか?
*1 空手だけでなく太極拳とヨガもやってんのね、アンブラーたん。
■2 亀パン@亀戸天神通り商店街
「陸」じゃないけど。いや、陸か。カメあんぱんがよくできている。今度買いに行こう。
■3 「土佐日記」
日本最古のネカマによるウェブロ。MT。「www.textfile.org」経由。
2003-11-07(Fri) [長年日記] [Edit]
■1 『インファナル・アフェア』@渋谷東急
本日最終日。原題『無間道』。面白いとは思うんだけど、地味だなー、と。ハリウッドでリメイクされるそうで。屋上の風景が奇観香港だからこそ、だともと思うんだがねえ。エリック・ツァンは相変わらずエリック・ツァンなのであった。
エンド・クレジットの歌がアンディ・ラウとトニー・レオンのデュエットなのが楽しい(楽しい歌じゃないんだけど)。
■2 おひつ膳 田んぼ
表参道まで移動して。美味い米を出す表題店へ。かなり久びさ。私は軽くおにぎりとだし巻き卵。妻は明太子膳を食べていた。二人でむかごを突つく。山芋の実、らしい。はじめて食べた。味は──山芋。
2003-11-08(Sat) [長年日記] [Edit]
■1 すみた@中十条
久びさ。きのこ天ぶっかけ(冷)。これ最強。並んでいる列の途中でうどんが無くなったようで、二玉食べることはダメになった。なので、かしわ天を単品で頼む。きのこ天の単品は夜だけ、とのこと。
あと、「本日、平天生あります」との告知を発見。気後れして注文までいたらなかったのだが、試せばよかったなあ。
2003-11-10(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 Panther到着/インストール/VNC
Apple Storeの予定発送日より少し早く、Pantherが到着した。早速インストールした。イイ。かなりイイ。ファースト・ユーザースイッチや、exposéのギミックが楽しい。無駄にユーザーを切り替えたり、ウィンドウ切り替えてみたり。
あまりに嬉しくて、VNC経由でWindowsからもMac OSデスクトップ!!──と思ったのだが、ネットワーク経由だと、これらのギミックや、Docのアイコン拡大・縮小も、描画が間に合わなくて画像が欠けて悲しかった……。自分用にiBookでも買うしかないのか。
2003-11-11(Tue) [長年日記] [Edit]
■1 新宿東映会館、2004/01/16で閉館
新宿三丁目にTジョイがやってくる(キャラメル・ポップコーン!)のであれば、映画を観るのは楽になるのだが、あの東映パラス2の客席の傾斜ともお別れか……。閉館前に行っとかないと。
2003-11-12(Wed) "分類という名の病"克服のリハビリ開始 [長年日記] [Edit]
■1 栞なんて要らない
「yet another 自分用メモ」曰く:
栞なんてほとんど使ったことがないです。栞が必要なほど文字列に関する記憶力は衰えていませんし、もしどのページで中断したのか忘れてしまったのなら、それは覚えているところまで戻って読み直したほうがいい、ということのようです。少なくとも僕にとっては。(強調引用者)
ここのところ、とっかえひっかえ色々な書籍に目を通している。目を通す書籍を切り替える際に、手元に栞が無いと不安な心持になっていた。そんな自分の精神状態と態度とを顧みる警句。や、書き手の意図は警句ではないんだろうけれど。
■3 「続編」鑑賞後の態度について
『:Reloaded』『:Revolutions』と合わせてやっと完結した4時間半におよぶ『The Matrix』の続編について、私にはまとまった文章を時宜を得てどこかに晒すようなことはできない。ので、結論だけ。支持。
2003-11-13(Thu) 明日から社員旅行 [長年日記] [Edit]
■1 Smith instances
『:Revolutions』以降での、増殖するエージェント・スミスを指して、本邦では「100(0)人スミス」とか「クローン・スミス」といった形容を随所で見かけた。で、標題のコレ。どこだか忘れたが海外サイトで見た言い回し。別段プログラマ的観点からのレビューではなく、フツウに『The Matrix』の青臭さを受け止めていたレビューだったのだけれど。
Smithクラスのインスタンスという捕らえ方になるのかな。設計はPrototypeパターンで。This is my world! My world!
■2 Javaフレームワークがコモディティ化した状況下のアーキテクチャ・メカニズム
溜まっていたプリントアウトをボチボチ消化中。で、いわゆるJ2EEでの業務アプリケーション構築にあたっての標準構成の大勢は:
Struts(->WebWork2) / Spring / Hibernate
これで決まりなんじゃないの? あとXdoclet。これならアジャイルにも適用/適応できそうな予感。レガシーなシステム/データ/ライブラリとの協調が止むを得ない場合(Amblerタン曰く「君子レガシーに近寄らず」である)など、状況が変われば道具立ても変わるのは当然ではあるが。
Web層のフレームワークはStrutsがデファクトだろう、と思っていた。不勉強にもWebWorkも1.xは一瞥して「LightWeightだがAgileではない」と、わかった風な判断を下して放置していたのだが、2はヤバイ。超ヤバイ。
と、私にはこんな低脳な形容しかできないが、「WebWork2は気持ちいい」と、清々しい形容をされている縣さんに期待。昨年以来、何かをちょっとhogeろうとすると、その先にはいつもMobsterが居る、って感じである。
他にもとりとめなく思うところはあるのだけれど、巧く書くことができないので、書かない。何の因果か『はじめての画像処理技術』を読まねばならぬので。『The Matrix』ならわかるつもりだけれど、行列はわかりません。
■3 Cerise + Web Publisher
Springや[WebWork2といったフレームワークを見ていると、「もうJavaやのうてもええがな」という気になってくる。で、EclipseにWeb Publisherを乗っけた状態でCeriseを使うというのはアリなんじゃないの?と思ってググってみたら、やっぱり先に考えている方はいらっしゃるようで。
ただ、なにやら現状では動かすのも大変そうである。
■4 (業務アプリ開発は)もうJavaやのうてええがな
——という思いつきには一応根拠はあるつもりで、SpringにせよWebWork2にせよ「インターフェースに対するプログラミング」を主軸に置くことで:
- コーディングはインターフェースに対して行う
- 実装とのマッピングは(見かけ上)実行時にXMLでバインドする
という枠組になっている。こうなってくると、いよいよもって正しくコードを書いたかどうかは、動かさないとわからない。
で、Javaによる開発手法の潮流は、明らかに、動かしてみて確認するパラダイムへとシフトしつつある。この点、Rubyはもとよりメッセージドリブンな動かし方ができるんだから(型云々よりもメソッドに反応できるかどうかが大事)、「インターフェースに対するプログラミング」への親和性はJavaよりもRubyのほうが高い。や、別にRubyじゃなくてSmallTalkでもいいんですけど。
思うに、RubyにとってのEclipse(IntelliR IDEAでもいいです)が出てくれば、ハッカーでも達人プログラマーでもソフトウェア職人気質でもアジャイル開発者でもない、コーダー/プログラマーやエスイー(SE)な人々にも使ってもらえると思うんだけど……。周囲が前者のような人ばっかりだったらいいんだけどねえ。現状のRubyは「プログラミングが好きな人向け」だと思う。といっても、それこそがRubyの狙いだろうから、そこをどうにかするべきだとかいうつもりは毛頭ない。
ここで、自分でずらずらと並べたジョブタイトル(じゃないもののほうが多い)をみてふと思う。私はいったい何者なのか。……仮の定義を与えておこう: コーディング傭兵。
2003-11-15(Sat) [長年日記] [Edit]
■1 サーバ割当ディスク容量超過
社員旅行に行っているあいだに、サーバに割り当てられているディスク容量を超過してしまった模様。慌てていくつかコンテンツを退避させる。恐れていた日がついにやってきてしまった。ついにこのドメインも自宅で賄うか……。メールサーバ、自分で運用できるかなあ。
■2 1.5.6リリース
──されているようだし、丁度良い機会かも。頑張ろう……。
2003-11-17(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 「エレベーターピッチ」
エレベーターピッチという言葉には、たとえば突然エレベーターの中で自分がずっと会いたいと思っていた人に会えたという「30秒だけの幸運」に遭遇したときに、そこで自分をどう表現できるのか、そういうことを常に考えておけ、みたいな意味合いもある。
凡百このうえない私にも、人生のこれまでに一度ならず「自分がずっと会いたいと思っていた人に会えたという『30秒だけの幸運』」と呼ぶべき機会を得たことがある。その数と同じだけ、その機会を巧く我が物とできなかったという悔いもある。幸運の女神に後ろ髪はない。
インターネットも実社会と同じなので、エレベーターピッチなイベントも数多く発生している、と思う。検索エンジン経由で。検索エンジン経由の「30秒だけの幸運」を巧く我が物とできてこれまで知らなかった人たちと出逢えるか、出逢えないか。こちらも巧くいっているとはいいがたい情況にある。
自分の考えをまとめて磨き上げる力は訓練によってのみ到達できるところで、自分にはその訓練がかなり欠けている、と転職してからこっち、思うことが多い。
2003-11-18(Tue) [長年日記] [Edit]
■1 『Contributing to Eclipse』
「Kent(とGamma)とつくろう! Eclipseでプラグイン」キター!!
副題はPrinciples, Patterns, and Plug-Ins。著者が著者だもんで、Eclipseのプラグインの作成法だけにとどまるはずもなし。TDDによるEclipseプラグイン開発や、Eclipseプラットフォームを題にとったデザインパターンの解説なんてネタもあるっぽい。XP/TDDとパターンとオープンソースが三叉路で激突しちゃうような衝撃。お母さん、これは事件です。
冒頭のAddison-WesleyのEclipse Sericesの解説の最後にリストに『Eclise:Building Commercial-Quality PlugIns』なるタイトルの書籍がリストされているのだが、いつ出るんだろう。
■2 勝手邦題...
- 『The Matrix』
- 『ネオとモーフィアスの大冒険』(Neo & Morpheus's Excellent Adventure)
- 『Reloaded』+『Revolutions』
- 『ネオとモーフィアスの地獄旅行』(Neo & Morpheus's Bogus Journey)
2003-11-19(Wed) [長年日記] [Edit]
■2 『Contributing to Eclipse』のPreface
やっと前書きだけは読んだ。ページのノンブルはまだギリシャ数字だが、名著決定でしょう、これは。無理矢理要約してみる(引用ブロックだけれど、記述はテキトウな訳):
人は手助けされたいし、手助けしたいんだ
「つい『生産性』『市場投入期間の短縮』『レバレッジ』といった理性的な説明に包まれちゃうんだけれど(で、それはそれで正しい説明ではあるが、それは核心じゃない。)、人は人として、手助けしたいし、されたいと思ってる。人はそれを達成したときにうれしさを感じる。Eclipseでは、それができる。
目隠しされてバンコクにパラシュート降下
Eclipseの使い始めは、目隠しでバンコクにパラシュート降下させられるような感じにちょっと似ている(タイ人のプログラマーを除く)。この本では、バンコクの6つの大通りと、レストランとホテルを教える。それを知れば生きていくには充分だし、あとは自分でいくらでも学べる。
書くことよりも読むことを多く
Eclipseについて学ぶときには、コードを書くことよりも読む時間の方が多くなる。6時間コードを読んで1時間タイプする、といったビックリするような生産性の日々に慣れないといけない。Eclipseの文化に慣れ親しめば、ますます多くの問題を解決する方法を「知る」ことになる。あとは、Eclipseにあるものや、これまでに利用した既存の似たようなコードの構造をパクって、解決するだけだ。
この本は初心者向けではありません。けれど、
この本はEclipseを使い始めたばかりのビギナー向けじゃない。Eclipseの語彙はわかっていると想定している。といっても、Eclipseをちょっと使えば拡張するためのアイデアは浮かぶと思う。そのときこそこの本を手に取るときだ。
トマトとキュウリは似ています...
「果物についての試験を受ける大学院生がいた。だが彼にはキュウリについて学ぶ時間しかなかった。試験では『トマトについて教えてください』と訊かれた。『ご存知のように』彼は言った。『——トマトは、キュウリに似ています。実際、それは果物です。キュウリは80%が水分であり、病原菌に対抗するための皮をもち、いずれもサラダに利用されます』すべての質問に対して、彼はキュウリに関する事実で答えた。僕らは2種類のキュウリを知っている。それは、パターンとJUnitだ。」
……つまり、この書籍はEclipseのPlugin開発をダシにしたJUnit(およびTDD)とパターンについての書籍でもあるというわけだ。前書きの最後はこう結ばれている:
「先に警告しておきたかったんだけれども、もしあなたがパターンとJUnitにうんざりしていたら、たぶんこの本はあなた向けじゃないと思うよ。」
これが『Kent(とGamma)とつくろう! Eclipseでプラグイン』の「はじめに」である、と。こういう本を最初っから日本語で読みたいと思うのは贅沢な願いなのか。「初心者向け」じゃない本って、ホントに売れないの?
2003-11-20(Thu) 会社ノートPCが来たが、デスクトップ代替なので激重 [長年日記] [Edit]
■1 シモジモ効果
リファラがすごいことになっている。俺サイト開闢('96頃)以来のアクセスではないかと。きたさんところからだと「メモ」レベルでもこうなっちゃうのだなあ。 きたさんをして:
オレが漠然と感じていた,でもハッキリどうとは言えなかったことがズバリと書いてある.
と書かしめるとは、自分も捨てたもんじゃあないなあ、と思えたひととき。
「バカが征く」でも言及されていた
これもシモジモ効果か。記念にローカルに保存しておこう。
「圏外からのひとこと」キター!!
いつも読んでいるところからリンクされるこの興奮:
汚れているのは世界そのものであって、汚れた世界では動的な言語が必要なのだと思います。「汚れと混沌こそが生命の本質だと、なぜ彼らはそのことに気がつかなかったのか」というようなことを、姫も漫画版の最後の方でおっしゃっていたような気がします。
ハイスミスは「世界(=システム)を生み出すためには混沌が必要なのだ」と『適応型ソフトウェア開発』で謳っていると私は電波受信したのだが、そうか。複雑適応系に対応するには言語も動的である必要があるのだなあ。
昨日から引き続き『Contributing To Eclipse』を読み進めているけれど、Eclipseのアーキテクチャも多分に動的で、BeckとGammaはそれを「Declaration/Implementation Split(宣言と実装の分離)」と呼んでいる。
■2 『Contributing To Eclipse』:「Circle Zero」
本書では、伝統に則り、まずはじめに「Hello Eclipse World!」を表示するプラグインを作成する——のだが、Eclipse 2.1.2(日本語化)だと、書籍の手順通りにやるとサイクルエラーが出てしまい、プラグインを作成できない。これは2.0から2.1でPDE機能の改善によるものだろうか。
ファイルメニューの「ウィンドウ -> 設定 -> プラグイン開発 -> ターゲット・プラットフォーム」の設定でチェックつけまくっておけばよいのだろうか。まだよくわかっていない。この設定をやらないと、ランタイム・ワークベンチも使えない。また、開発プラグインが必要とする外部プラグインのライブラリのプロジェクトへの動的インポートのやり方もまだよくわからない。plugin.xmlエディタで依存ライブラリを追加して、「依存性」タブの「依存性の再エクスポート」でいいのか? 動的にプロジェクトへライブラリが追加されるには追加されたが。謎。
ともあれ、とりあず「Hello Eclipse World!」まで修了。やっとスタート地点に立てた。
また、電網徘徊録にもメモったけれど、書籍で紹介されているSpiderプラグイン(by Kent Beck and Eric Gamma)はEclipseプラットフォームをhogeるのに便利そうな印象。まだいまいち使いこなせてないけれど。
Hello World Plugin for Eclipse 2.1.2
Eclipse本家の記事、「PDE Does Plug-ins」をみると、やはり、2.1.2では外部プラグインのバイナリ・インポートは不要で、プラグイン開発のターゲット環境を設定するのが王道の模様。
2003-11-21(Fri) [長年日記] [Edit]
■1 じゃヴぁでもいい そのさん[Javaでもいい その参]
私は頭の回転が鈍い。なので、tDiary界のホットな日記コミュニケーションにはなかなかついていけていない。今回も然り。 自分が何気なく晒した呟きが水面に波紋の広がるが如く、電網上に広がっていくのを目撃できたのは貴重な経験だった。
思うに、今回はセクションタイトルの勝利だったのだろう。これが「(業務アプリは)もはやJavaである必要はない」だったらこうはいかなかっただろう。 「もうJavaやのうてええがな」とエスノナショナリティ丸出しにしたのが功を奏した格好だな。
「じゃヴぁでもいい」で指摘されていることも尤もだと思う。 で、その指摘を踏まえてもう少し何か書きたいのだけれど、うまくまとまらない。嗚呼、エレベータピッチ。
■2 士郎正宗デザインマウス
タッチパッドというものは信じがたく使いづらい。だが、手元にマトモに動く予備の光学マウスがない。 なので、数年ぶりにマウスを買い求める。発売から時間も経過して話題性も無くなったのか、棚の隅で投げ売られていたので、買ってみた。 光学マウスなのに光学迷彩が搭載されてません、とベタなことを書いてみる。
ソニーが半球光学無線シームレスとか微妙にMacのっぽいのとか出していることを知った。 無線マウスの価格はまだ下がるかな、と期待している。
■3 秋の終わりのギリアム祭
これで幾つめの『Brazil』の記録媒体なのだろう。特典映像が32分とはケチくさい。 シャインバーグの『Love conquests all』版も収録してくれてもいいのに。字幕付きで観たい(クライテリオン版DVDには収録)。
『フィッシャー・キング』には『Brazil』のポスターが背景に映るシーンがあったと記憶している。確認しようっと。
■4 「スコット・アンブラーさんへのよもやまインタビュー」
読んだ。やはりアンブラーたんはアジャイル界のモーフィアスだった。曰く、
青いピルを飲むと、話はそれまでだ。ベッドで目覚め、プロジェクト管理者、業務分析者などになるために新たなスキルを身に付け従来型の開発に留まる。赤いピルを飲むと、自分自身の開発効率や力を上げてアジャイルな開発者になる。アジャイルの穴がどれだけ深いか見せてあげよう。
マシーン(滝)とザイオン(アジャイル)との争いは、この先10年のうちに大勢を決するであろう、と。「CMMなどのレベルを上げて大きなチームで開発した方が売上高を高くなるため」、「5名の開発チームで効率を高めることを志向しない」オフショア開発の業者はさしずめセンチネルか。
インタビューの最後に、アンブラーたんの最近のお勧め書籍として:
- 『Agile and Iterative Development: A Manager’s Guide』
- 『Balancing Agility and Discipline: A Guide for the Perplexed』
のようだ。幸いにも、これらはいずれも翻訳されるかもしれないようだ。 しかし、それはいつになることやら。
これは偶然ではない。摂理だ。2冊のアジャイル本。2冊のオススメ。2冊の翻訳予定。もしも翻訳がされるとしても、それらの原書がAmazonから24時間以内に発送されるとしたら? 買う価値はないだろうか?——読んでみる価値はないだろうか?
2003-11-22(Sat) 環境構築中... [長年日記] [Edit]
■1 IBM dw/jpのRSS
IBMのDeveloperWorksの日本語版もRSSを提供していたように記憶しているのだが、どこだったか見つからない。妄想だったのだおうか? 本家英語版はRSSフィードを提供しているようなのだが。
印象として、IBMのサイトはどこになにがあるのかがわかりにくい。IBMに限らず、Sunに対しても同じ印象。
2003-11-24(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 Ruby Conference Japan開催希望
「あきらめず日本でも「Ruby Conference Japan」を開催したいものだ。」とまつもとさんが書いている。開催激しく希望。平日$200ぐらいなら出すけどなー。
直接関係ないけれど、Rubyユーザ会(?)が設立されるとかされないとかいう話はどーなったんだろう。ユーザレベルな私はこちらにも少し期待している。
■2 Debian/unstableのRuby1.8向けamritaパッケージが無い?
思うところあってHikiを自宅サーバで動かそうとしたところ、少し行き詰る。何か見落としているだけかもしれないけれど:
$ apt-cache search amrita amrita - Ruby 1.6 用 HTML/XML テンプレートライブラリ (ダミーパッケージ) libamrita-ruby1.6 - HTML/XML template library for Ruby 1.6 libxtemplate-ruby1.8 - Lightweight XML templating engine like Amrita and XSLT
ううむ。ググっても見つけられなかったのと、自力でdebパッケージつくる力がないので:
$ sudo apt-get install libstrscan-ruby1.8 $ sudo ln -s /usr/lib/ruby/1.6/amrita /usr/lib/ruby/1.8/amrita
……とりあえず動いた。
■3 1.5.6.20031118
やっとバージョンアップした。プラグイン選択は便利だなー。
■4 「Web上の議論は追いづらい」
追いづらいですよねえ、いやほんと。私も大抵の場合、付いていけない。
それだけでは何なので、
「路頭に迷う日々」での考察が興味深い:
IoC Containerのような技術がJavaの領域で出始めて静的型付けの意義が薄らいでいる、というような議論があるが、むしろ逆ではないだろうか。IoC Containerは、ドメイン領域に関係ない部分を型表現から追い出すことによって、型表現をドメイン領域に集中させ、型由来の可読性や要求適合性などの性質をより有益な分野で発揮できるようにしたのではないだろうか。(強調引用者)
型の用途と意義と存在をより明確にしているんだ、と。なるほどそういう視点もあるのか。でもやっぱりXMLでのバインディングはどうも泥臭いというか回りくどいというか、隔靴掻痒というか。ここらへん巧く説明できませんが(近頃はオトナな振りして「そーゆうもん」と割り切りがち)。
しかしXMLについては、「心に刺さった棘のような(like a splinter in your mind)」感覚を抱いている私のような人間がいる一方で、XML(というかスキーマコンパイラ、を?)キター!!とばかりに、それを担ごうとしている人たちの議論もあり、それを眺めていると、なにやら、(まだ私じしんの思考の射程には入れることができていない)別なる思惑や文脈があるようで、この業界も奥が深い(バッドノウハウ?!)とつくづく感じる。
2003-11-25(Tue) [長年日記] [Edit]
■1 Subversion + TortoiseSVN + subclipse
これまではlocalhostのリポジトリを利用していた。思うところあって(最近こればっか)、ネットワークでなるべく手軽に利用しようと思ったのだが……Windowsでsvn+sshだと、ひと工夫必要。今は一人しか使ってないけれど、プロジェクトメンバ全員にssh/ssh-agent/ssh-addっつーのはどうなんだろ。
かといってWebDAVは……数年単位で触ってないし。
■2 『Contributing To Eclipse』: Circle Oneまで目を通した
英語のできるお仲間とは心強い。やっとCircle Oneまでとりあえず読み進めたので、Contributed JUnitPluginの作成に取り掛かろうかと。
一発目のプラグインでExtension Pointを定義して、さらに更新マネージャで配布するところまで到達してしまうとは、恐れ入った。
電網徘徊録にもメモっているが(というかこっちに書くべきだった)こちらでもいちおう。99ページのコラムに出てくるPDE JUnitのURLに誤記あり。このコラムには更新マネージャによるインストールもできると書いてあるが、私にはできなかった。
■3 『Java Open Source Programming 』
With XDoclet, JUnit, WebWork, Hibernate。Jakartaじゃないオープンソースプロダクト揃い踏み。自分の現在ただいま興味あるものどもにジャストミートな書籍がジャストミートなタイミングでAmazonからの到着。内容については読み次第追って記述する──かもしれない。『KentとつくろうEclipseでPlugin』やアジャイル界のモーフィアスの新刊も読み途中だし。
2003-11-26(Wed) [長年日記] [Edit]
■1 『Java Open Source Programming』: About the Authors
行きの電車でPartIまで読了。英語なので読むのは遅いが、洋書の(?)良いところは、最初の10頁程度を読めば、 人にオススメできるかどうかの判断ができること。私はすぐさまアウトプットを出せる性質ではないので、ここにすぐさま紹介文を書くことはできないけれど。
なので、すぐ書けることをひとつ。執筆陣はThoughtWorksのコンサル、フリーランス、Attlassianのファウンダー*1にベンチャー勤務者?と、様ざまなバックグラウンドを持つ多士済々。そんな彼らに共通するのはオープンソースというキーワードと、全員が自身のウェブロを持っていること。昨今の北米でのオープンソースな業界人のトレンドだろうか。最後のPat Lightbodyさんは半年近く更新してないっぽいけど移転(?)してました:
『Javaオープンソース徹底攻略』と内容的にカブるかと思ったのだけれど、思ったよりはバッティングしてなさそうな予感。こちらの「著者紹介」も気になるところ。
*1 オススメ問題追跡システムがJIRAになっている。BugzillaもURLは載っているが。
2003-11-27(Thu) [長年日記] [Edit]
■1 年初に自分に課した通年の課題を「数学に慣れ親しむ」だったことを思い出す。もはや11月も終わろうとしているのにぜんぜん慣れ親しめてない。これだから私立文系卒エスイーは困る。
この課題は来年も引き続き持ち越し。
2003-11-28(Fri) [長年日記] [Edit]
■1 『Contributing To Eclipse』: "Contribution"の訳語
ちょっとずつContributed JUnit Pluginを作成中。ところで、タイトルにもなっていて、本文中にも頻繁に登場して、 Eclipseの拡張ポイント(Extension Point)の名前にも採用されている「Contribution」って、日本語としてはどう訳すのが適切なのだろう。 アルクで英辞郎を引くと:
- 貢献/寄付/出資/寄与/寄贈/寄稿/投稿/分担金/負担金
といった感じなのだが、どれを選んでもぴったり/しっくり来ないような……。Dictionary.comで辞書やシソーラスを引いても、私には端的な日本語へのひらめきを得られない。
Eclipseのドキュメントではフツウに「追加します」みたいな感じの取り扱い。 Kent Beckの文脈では、これよりはもうちょっと「貢献」の意味合いが強いと思うのだが、 日本語の「貢献」よりはもうちょっとお手軽な印象を受ける。そうなると「寄稿」なのかなあ。 でも、「Eclipseに寄稿する」ってのも個人的には違和感を感じる。
「自分が便利になるようにちょっくらプラグインをつくってみました。よかったら皆さんもどうぞ」
ぐらいのニュアンスを示す言葉にはどういうものを選べばいいのかなあ。
Eclipseに限らず、
tDiaryにちょっとした修正漏れを発見したので、パッチです。
みたいな、私ぐらいのレベルの「貢献」を表すような言葉があると便利なんだけど。
「貢献」って自分で言うもんじゃなくて他人から言われるものだろうと思うし。
■2 『Eclipseにできること』 エリック・ガンマ/ケント・ベック著
それいい。邦訳の技術書も多少は品の良いタイトルを目指すべきだ。もうちょっと気取って『あなたがEclipseにできること』ぐらいイッちゃっても好い。これなら「近刊予定」に名前が出るのを見つけるが早いか、予約するする。
Eclipseコミュニティの輪廻
コントリビューターという言葉こそ出てこないが、本書では、「Eclipseできる人輪廻(仮)」として、Smalltalkの「ユーザが開発者」理念を引きつつ以下のような流れを描いている:
User -> Configurer -> Extender -> Publisher -> Enabler ->(Userに戻る)
これまた日本語にしづらいなあ。翻訳ムズカシイです。自分で手を動かして、育てた成果という名の稚魚を手前ウェブロという名の河に、インターネットという名の大海へ向けて放流するしかないのだろう、たぶん。
……失礼。拡張ポイントを探す検索ダイアログに戻らないと(Kent Beck風に)。
■3 『陰陽師II』@錦糸町楽天地シネマ8
──笛と東宝が出逢うとき、そこに伝説が生まれる。これは、平安時代の陰陽師の映画というよりは、由緒正しき東宝印、の伝奇特撮映画*1と呼んだほうが似つかわしいかもしれない。本作は10年後には自由が丘武蔵館か、パルテノン多摩で上映されることになるであろう。
クライマックスでの野村萬斎・フルスロットルに加え、その着地点たるや『ドグマ』のラストを凌ぎ、『バンデッドQ』のアレに迫る勢い。今回の敵役は中井貴一だったのだが、今回の敵役こそデューク真田にふさわしけれ。DCきーちゃんではチョイと力不足な印象。前作はデューク真田には役不足な感じだったし。
そして、驚くべきはヒロイン(!)深田恭子。どうしてなかなか(相対的に)美しく撮れているし、(吹替だけれど)サービスショットもあるは、あんなことになってしまうは、とたらこせるは『バッドボーイズ2バッド』とか観ている場合ではなかったと思うよ、いやほんと。
今晩は当初の予定では、妻と『キル・ビル』を観る予定でいた。が、彼女が「体調がすぐれない」というので(そんなときに『キル・ビル』を観てはいけません)、本日限りのこちらに変更。そして大正解!!
付記
今回もまた、今井絵理子は相も変わらず写っているだけだった。どうせ蝶々なんだし、次作では別の十代美少女(誰でもいいや)にキャスティングを変更、最初に彼女に出会ったマジックマッシュルームに「そなたは──?」とでも言わせたあと、「これには色々と理由があるの。うまく説明できないけど」とでも言わせておけばよろしい。来年もこの調子で、よろしく。
*1 原口智生センセイも参加されていらっしゃる。
2003-11-29(Sat) [長年日記] [Edit]
■1 『ファインディング・ニモ』@錦糸町楽天地シネマ8
カメの登場数は映画史上最大ではなかったか。WATARIGAME。原点に戻って人間の子供が邪悪(サイコ!!)なのもよろしい。今回はドキュメンタリー風ロード(?)・ムービーだからか、NGシーン集は無し。エンドクレジットで遊んでいるから総力戦で余裕が無かったとかいうわけではなさそう。
……魚のことはさかなクンに任せよう。それよりも我らがブラッド・バード監督/脚本によるPixarの次回作である。『The Incredibles』である。本編上映開始前にその特報予告編あり。7月にも日記に書いた本作、邦題は『Mr.インクレディブル』に決定した模様。ブラッド・バードがスーパーマンネタである。期待するなというのが無茶というもの。スー、パー、マーーーーーン!!!(微笑)
来年は『ゼブラーマン』もあるし、ヒーロー当たり年かね。同時にハズレの年にもなりそうだが。
追記
『アイアン・ジャイアント』、いまなら1,500円だ。
2003-11-30(Sun) [長年日記] [Edit]
■1 『周星馳コレクターズセレクション2』
キター!! ……とそれ以上のことは書けない現状が哀しい。「積DVD」が溜まってきたなあ。
■2 『Javaオープンソース徹底攻略—Eclipse, JBoss, Tomcat, Strutsから最新のXML/WebServicesまで』
入手。個人的には第4章、第5章でのXML/WebServiceの記述が参考になりそうな予感。好むと好まざるとに関わらず、ここらへんについてはそろそろ理解しておかないとマズそうな印象も抱きつつある昨今。
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○ kdmsnr [レボリューション、平日なんですよね・・・。]
○ かくたに [平日だから何だというのかね?]